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2年間の生活訓練とは?支援やサービスについてもご紹介!

2年間の生活訓練とは?支援やサービスについてもご紹介!

障がいのある方たちが社会で楽しく暮らしていくためには、自立のために2年間の生活訓練が必要です。それがどんな訓練なのか、対象者はどのような人たちなのか説明します。また、2年間の生活訓練を受けた後の進路についても、ケース別に紹介します。

2年間の生活訓練について詳しく知りたい方は参考にしてください。

2年間の生活訓練とは?

障がいのある方が受ける2年間の生活訓練があります。それは、障がい者が自立できるために行う生活訓練です。ここでは、その生活訓練について、どんな人が対象者になるのかも踏まえて説明します。

障がいのある人が自立できるための訓練

2年間行われる生活訓練は、障がいのある方の自立のために行います。かつては障がいの区分で分けられていた訓練ですが、平成30年4月からは、区分が撤廃されました。それ以前は、機能訓練は身体障がい、生活訓練は知的障がい、精神障がいと対象者を限定していたのです。生活訓練の標準利用期間は2年間です。ただし、長期間入院、入所していた場合は3年になることもあります。

対象者

対象者は、地域生活を営むために、生活能力の維持や向上が必要と認められる障がい者です。能力を向上させるためには、一定期間の訓練が必要とされています。その期間は2年に定められました。

たとえば、以下の対象者例があります。

・入所している施設を退所して、今後地域で生活するためには一定期間での生活能力の維持や向上の訓練が必要
・入院していた病院を退院して、今後日常生活を送るために一定期間の生活能力の維持や向上が必要
・特別支援学校を卒業し、ある程度の生活能力は身に付けている。しかし、地域生活のためには、より生活能力を維持させたり、向上させたりする生活訓練が必要

2年間の生活訓練で受けられる支援・サービス

ここからは、2年間の生活訓練で受けられる主な支援・サービスを紹介します。ただし、施設によって、特色があるため、多少の違いはあります。

・日常生活を向上するための訓練
・社会のルールを守るための訓練
・宿泊型の生活訓練

施設によっては、家までの送迎があります。その負担金を利用者がどの程度払うかは、地域によって異なります。また、創作や音楽などの活動を行う施設も存在するのです。たとえば、クルミの創作、園芸、魚の養殖、農業などを行う施設などです。

日常生活を向上するための訓練の場合

日常生活向上させるための生活訓練は、以下に関する内容で行う施設が多いでしょう。

・排泄
・食事
・洗濯
・掃除
・金銭管理
・身だしなみ

こうした日常生活の向上を図るための訓練を施設ごとに工夫された方法で行います。

社会のルールを守るための訓練の場合

社会のルールを守るための生活訓練も行います。日常生活を営むために知っておきたい社会ルールに関する訓練です。

・買い物
・外食
・病院の利用
・公共施設の利用
・地域生活のマナー

宿泊型の生活訓練の場合

宿泊型の生活訓練も存在します。対象になるのは、日中は一般就労または障がい福祉サービスを利用している人です。その中で地域生活を行うにあたり、帰宅後の生活能力の維持や向上のための訓練が必要な人です。以下の対象者例があります。

・特別支援学校を卒業し、一人暮らしを目指している
・精神科病院退院後、自活できるよう生活能力向上を図りたい

上記の方たちは、宿泊型の生活訓練で以下のサービスを受けられます。

・部屋の設備を提供して、家事など日常生活能力を向上させる訓練
・生活における困り事の相談
・各個人に合わせたサポート

宿泊型は2年間、もしくは3年間のうち1年ごとに利用を継続するか否か、必要性を確認します。支給の更新も可能です。

2年間の生活支援利用後は?

2年間の生活支援利用後の進路についてお伝えします。人それぞれですが、以下の進路になる場合が多いでしょう。

・就活や就職・福祉就労
・医療のデイケアなどで療養
・進学や復学
それぞれについて詳しく説明します。

就活や就職・福祉就労

就労移行支援事業所やその他の職業訓練校に通って、就活する場合があります。または、個人で就職を目指す場合もあるでしょう。他にも、福祉就労として、就労継続支援事業A型かB型に通所する人もいます。その場合は、そこの作業所で工賃をもらえます。

医療のデイケアなどで療養する

医療のデイケアで療養を続けるケースも考えられます。2年の生活訓練では自立まであともう一息という場合です。ただし、このケースは主に精神障がいの方が多いものです。人によっては、自立まで時間がかかってしまいます。

進学や復学

大学や専門学校に進学する、元々通っていた学校に復学するケースも考えられます。たとえば、自分の興味のある分野が見つかり、大学や専門学校に入るケースなどです。また、大学や専門学校を続けられなくてやめてしまった人が、生活訓練によって自信をもち、休学していた学校に再び通う場合もあります。

まとめ

障がいのある方は、2年間の生活訓練により、日常生活に必要なスキルを身に付けます。排泄、食事など普段の生活に関する訓練です。また、社会生活に必要な訓も行います。その際は、公共施設での過ごし方や買い物などの訓練があるのです。その他、一般就就労や障がい福祉サービスを利用している場合は、宿泊訓練も受けられます。宿泊しながら、家事労働などを学びます。

「特定非営利活動法人 あさひ」は、障がいを持った人たちは明るく生活できる施設です。いこまハウスで昼間の生活訓練、社会適応訓練、宿泊できる笹戸ハウスでは夜の生活訓練が受けられます。

 

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